Yahoo! JAPAN Corporation
Yahoo! JAPANの持つデータを象徴するデータビジュアライゼーション
TakramはYahoo! JAPANの来客受付スペースに展示されるビジュアルのデザインを担当しました。Yahoo! JAPANは2016年に本社オフィスを東京ガーデンテラス紀尾井町に移転しました。Takramは来客受付スペースにYahoo! JAPANのコンテンツ階層データを用いたビジュアルを描き、ヤフーの持つ巨大なコンテンツ群を表現しました。ビジュアルに用いられている階層データは日々更新されており、「変化」を続けている企業であることを表しています。日々移り変わるアクセスは、光の筋としてコンテンツツリーへ届き、ヤフーが世界中とネットワークを介して繋がっている様子を常に違った表情として見ることができます。制作されたビジュアルは、現在、Yahoo! JAPANの本社2階の来客受付スペースに常設され、「データ」と「情報技術」の会社であることを少しでも理解いただくきっかけとして、毎日多くの人の目に触れています。
TakramはYahoo! JAPANが提供する100以上のサービスの各ページの量や階層の深さのデータをビジュアライズするために、幾つものプロトタイプを制作しました。その中から、ネットワーク空間に繁茂するイメージと重なる、樹木のビジュアルが採用されました。描画のアルゴリズムは規則的なフラクタル幾何ですが、データ自体がもつランダム性が付加されることで、有機的な印象を与えています。この樹木のイメージをベースとして、リアルタイムの気象情報と、ネットワーク上のYahoo! JAPANのコンテンツへのアクセス数を反映させることで、ツリーの形状やエフェクトが時間とともに変化していきます。
Project Information
- Client: Yahoo! JAPAN Corporation
- Expertise: Digital
- Year: 2017
Project Team
- Direction: Takram
- Art Direction: Takram
- Project Direction: Minoru Sakurai
- Creative Direction: Kinya TagawaMinoru Sakurai
- Design, Software Engineering, Prototyping: Minoru SakuraiSatoru Osawa
Minoru Sakurai
Design Engineer, Project Director
Kinya Tagawa
Design Engineer, Project Director
Satoru Osawa
Design Engineer