サステナブルにカルチャーを融和する統合型ブランディング
“One Company”としてグローバルへ
日本発のナレッジプラットフォームであるビザスクのデータベースには約190の国と地域にわたり、54万人超のアドバイザーが登録され、マーケットにおいてはグローバルナレッジプラットフォームとも呼べる存在です。さらなる成長を目指すビザスクは、2021年に米国同業大手のColeman社を買収し、事業・サービス統合、リブランディングの準備を進めていました。
今回のリブランディングでは、いわゆる吸収型の買収・統合ではなく、ビザスクと買収先のColeman社がサステナブルなカルチャーの融合のもと、全従業員の目線が合った“One Company”として事業拡大を加速していくことが望まれていました。
Takramでは、東京スタジオに加え、北米をベースに活動するNew Yorkスタジオのメンバーとでチームを構成し、プロジェクトを推進していきました。
米国企業とのサステナブルなカルチャーの融合
MVVを社会に向けた言葉へ昇華してブランド・コンセプトへ
ブランディングの活動は、事業に通奏低音するMission・Vision・Value(MVV)から生み出される社会や利用者に対する提供価値やコミュニケーションに、推進力と一貫性を与えるものです。
ビザスクには、既に社内で力強く機能していたMVVがありました。そのMVVを社外・サービス利用者に向けた言葉に昇華させることが、新たなロゴを含むビジュアル・アイデンティティ(VI)をデザインするうえで必要不可欠でした。
そのために、ビザスクの端羽英子CEOとデザインチームのメンバーが参加するワークショップを重ねていきました。端羽CEOが抱く世界観や意思を、ブランドパーソナリティの「言語化」と「視覚化」の振り子を振りながら解像度高く理解することで、ビザスクの思考と行動の指針である「価値観」とサービス利用者へ届ける「体験価値」を強固に結びつける、言い換えればビザスクが社会に対してありたい姿を、VIとして力強く表現することに成功しました。
Project Information
- Client: VISASQ
- Expertise: Brand
- Year: 2023
Project Team
- Project Direction: Motosuke Fukuda
- Strategy: Motosuke FukudaJun MurakoshiNaomi Ito
- Graphic Design: Tomoro Hanzawa
- Design Supervision: Kotaro Yamaguchi
- Research Support: Hayato Shin