日本発テックスタートアップのコーポレート書体
Takramは、ブランディングのサポートしている株式会社メルカリのコーポレート書体の制作ディレクションを担当しました。一貫した「メルカリらしさ」をこの度制作したオリジナルフォントに込めています。
Monotypeのタイプディレクター小林章さんに書体デザインを担当していただき、メルカリデザインチームとTakramで書体見本帳や特設ウェブサイト、紹介ムービーのディレクションも行いました。
日本語フォントとの混植
Mercari Sansは、メルカリで和文コーポレート推奨書体として以前から使用していた和文書体「たづがね®角ゴシック (Monotype)」とマッチングする欧文書体として設計されています。
欧文「Mercari Sans」と和文「たづがね角ゴシック」をマージしたひとつのフォントを作ることにより、社内でのフォントの管理をシンプルにすると同時に、それまで使っていた合成フォントの利用時に生じていた「メルカリらしさ」が込められていない、ウェイトなどのズレが生じる、使う人によってバラツキがでる、等の問題の解消を目指しました。
Hello! Mercari Sans Website
Mercari Sansの世界観を伝えるための特設ウェブサイトも制作しました。一目でフォントの特徴がわかる紹介ムービーも制作し、サイト上ではタイプテスターで実際にMercari Sansを試し打ちすることができたり、書体見本帳のPDF版もダウンロード可能になっています。
Note記事やTakram Cast
Mercari Designチームによる、フォントの詳細な制作秘話はnoteで読むことができます。
→ 【前編】メルカリオリジナルフォント「Mercari Sans」の制作舞台裏、全部伝えます。
→ 【後編】メルカリオリジナルフォント「Mercari Sans」の制作舞台裏、全部伝えます。
また、公開中の弊社ポッドキャスト「Takram Cast」でも、
→ Mercari Sansの制作の舞台裏 (前編)
→ Mercari Sansの制作の舞台裏 (後編)
が公開されており、コーポレート書体を開発に至ったきっかけや、Monotype小林章さんとのやり取りなど、制作に入る前の準備段階について話しています。
Project Information
Project Team
- Project Direction: Taro Yumiba
- Creative Direction (Typeface Production): Mercari Creative Lead (Yoshiko Miyakami, Gai Inoue, Jeongun Woo, Akiko Kurono, Sonoka Sagara)Taro YumibaKinya Tagawa
- Typeface Design: Akira Kobayashi and Monotype Studio
- Art Director (Web, Animation): Taro Yumiba
- Design (Web, Animation): Jeongun Woo, Akiko Kurono, Sonoka Sagara (Mercari)
- Producer (Web, Animation): Kenta Takahashi (monopo)
- Animator (Web, Animation): Michele Angeloro (monopo)
- Front-End (Web, Animation): Misaki Nakano (monopo)
- Sound (Web, Animation): MELODYPUNCH
- Art Director (Specimen): Taro YumibaSonoka Sagara (Mercari)
- Design (Specimen): Jeongun Woo, Akiko Kurono (Mercari)