Asahi-Shuzo Sake Brewing
伝統ある酒蔵によるブランド最高峰の日本酒のためのパッケージデザイン
Takramは、朝日酒造の純米大吟醸である久保田 萬寿のギフトパッケージとショッパーのデザインを担当しました。
「久保田」は、天保元年(1830年)より新潟県長岡市の越路地域に酒蔵を構える朝日酒造が、創業時の屋号「久保田屋」の名を冠し1985年から製造する日本酒ブランドです。その中でも「久保田 萬寿」は、100%新潟産の原材料を用いて造られる、ブランド最高峰の日本酒です。伝統に裏打ちされた技と、最先端の技術を駆使した味わいは、世界各国で愛飲されています。
1986年の発売以来、久保田 萬寿は濃い焦茶色の瓶と手すき和紙のラベルがシンボルとなり親しまれてきました。1枚1枚職人の手すきで作られる和紙ラベルには、久保田ブランドを形作る「原点や素朴さを重視する」という考え方が反映されています。
今回製作したパッケージとショッパーはそれらのシンボルを継承しつつ、久保田 萬寿のコンセプトにも通底する「本物の素材」にこだわりました。紙の質感、和紙のちぎり加工、箔の色合い等細部に至るまで検証を重ね、手に取った際に静かな情熱が感じられるような、大切な場面に贈りたくなるような、上質な佇まいを目指しました。
また、朝日酒造と久保田 萬寿の情報を整理し、今まで載せられていなかった英語表記を加えることで、商品の背後に広がるストーリーを今まで以上に多くの方に届けられるようデザインしました。
Project Information
- Client: Asahi-Shuzo Sake Brewing
- Expertise: Brand
- Year: 2018
Project Team
- Project Direction: Shota Matsuda
- Creative Direction: Shota Matsuda
- Art Direction & Design: Kotaro Yamaguchi
- Design & Research: Kyoko Takahashi (ex-Takram)
- Research: Sho Nakagawa (ex-Takram)
Shota Matsuda
Design Engineer, Project Director
Kotaro Yamaguchi
Designer, Project Director