Kachaka

スマートファニチャープラットフォーム

Takramは、株式会社Preferred Roboticsが2023年2月1日に発表したスマートファニチャープラットフォーム「Kachaka」の開発・デザインを、デザインパートナーとしてサポートしました。

Kachaka（カチャカ）は人の指示通りに動くスマートファニチャーのプラットフォームです。Kachaka、Kachaka Shelf、Kachaka Subscriptionの3点を購入することでスマートファニチャーのある暮らしをはじめることができます。
Takramはプロジェクトの初期からプロダクトのローンチまで、コンセプトメイク・R&Dサポート・アプリUIデザイン・VIデザイン・ローンチウェブサイトなどの一連のデザインを担当しました。また、プロダクトデザインにはデザイナーの鈴木元さん、ローンチムービー制作にはWhatever Co.を迎え、デザイン面における高い品質を目指しました。

「動く家具」という新しいコンセプト

Kachakaは、スマートファニチャーのエンジン。アプリや呼びかけでスムーズに動き出します。スケジュールも覚えられるので、習慣化や忘れ物防止など、使い方はユーザー次第です。Preferred Roboticsの深層学習技術や音声認識テクノロジーによって「ねえ、Kachaka！」から新しい暮らしが始まります。

抽象から具体を一体としてデザイン

Takramは、Preferred Roboticsのデザインパートナーとして、プロダクト・サービスのコンセプト面から、ハードウェア・UIUX・ビジュアルデザインのディティールに至るまで、長期にわたって伴走しました。高度で複雑なテクノロジーを背景としつつも、生活の中における新しい家具のあり方や、使い勝手の良いインタフェースの工夫、そして量産性など、抽象と具体・議論と試作の間を往復しながら、Preferred Roboticsのチームと一体となってデザインに取り組みました。

Kachakaのプロダクトデザイン。床面を移動するKachakaは家具の「影」として、生活の中に自然と溶け込める存在になることを目指してデザインされました。

Kachakaのスマートフォンアプリのデザイン。Kachakaとなめらかに連動し、家具の移動や片付け指示、スケジュールの設定などを行なうことができます。

Kachakaのモーションロゴとサウンドロゴのデザイン。プロダクトの意匠にも共通する、矩形と円形を組み合わせた幾何学的な造形をベースに設計され、さらにプロダクト最大の特徴である“動き”が傾きによって表現されています。また、Kachakaのハッカビリティやプレイフル性をモーションとサウンドで表現。

ブランドガイドラインにおいてはシーンによって使い分けられるトーン＆マナーやマルチカラーなど、フレキシブルな展開が可能なシステムが構成されています。

Project Information

Client: Preferred Robotics, Inc.
Expertise: Brand Hardware Business Digital
Year: 2023

Project Team

Project Direction: Kinya Tagawa
Concept, R&D Design Support - Project Direction: Kinya Tagawa
Concept, R&D Design Support - Concept Design: Kinya TagawaKanako KawaharaKyoko Takahashi (ex-Takram)Gen Suzuki (GEN SUZUKI STUDIO)
Concept, R&D Design Support - Concept Design: Kinya Tagawa
Kachaka + Kachaka Shelf Design - Product Design: Gen Suzuki (GEN SUZUKI STUDIO)
Kachaka + Kachaka Shelf Design - Sound Design: Keisuke Oyama
Kachaka + Kachaka Shelf Design - Lighting Interaction Design: Tatsuya Narita
VI Design - Project Direction: Kinya Tagawa
VI Design - Strategy: Kanako Kawahara
VI Design - Logo Mark Design: Tomoro Hanzawa
VI Design - Graphic Design: Tomoro HanzawaKanako Kawahara
VI Design - Motion Design: Ryo Kobayashi
VI Design - Sound Design: Keisuke Oyama
Launch Website Design - Project Direction: Kanako Kawahara
Launch Website Design - Project Management: Yuki Takai
Launch Website Design - Web Design: Kanako KawaharaTomoro HanzawaSuika Yamada
Launch Website Design - Copywriting: Yoshifumi Yanai
Launch Website Design - CGI Design: Ryo Kobayashi
Launch Website Design - Development: Sohei KitadaNatsumi Ohe (THE GUILD)
Launch Website Design - Illustration: Yutaka Kato
App Design - Project Direction: Kanako Kawahara
App Design - UI Design: Kanako KawaharaRyosuke Fujii
Movie - Executive Creative Direction: Masashi Kawamura (Whatever Co.)
Movie - Planning: Kyosuke TaniguchiRyo Yamashita (Whatever Co.)
Movie - Produce: Keitaro Kamijo (Whatever Co.)Sunao NonakaAi Takahashi (TFC)
Movie - Production Management: Yuto Murakami (TFC)
Movie - Film Direction: Taiki Sakamaki (DADABI)
Movie - Cinematography: Koudai Miyakawa
Movie - Gaffering: Masahiro Inoue
Movie - Key Griping: Yudai Usa (Arrive)
Movie - Production Design: Hatsune Nakagomi
Movie - Styling: Risa Ichimiya
Movie - Hair & Make-up: Natsumi Sato
Movie - Offline Editing: Ryosuke Murakami (DADABI)
Movie - Coloring: Osamu Haga (artonFilm)
Movie - Sound Mix: Mitsuha Yamaguchi (OMNIBUS JAPAN)
Movie - Sound Effect: Kai Ishikawa (BISHOP MUSIC)
Movie - Music Produce: Kai Ishikawa (BISHOP MUSIC)